サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト
表紙 出版社・発行年月 内容紹介 文庫本
幻惑
ラインブックス
1996年11月
記念すべき私のデビュー作です。ミステリータッチの三つの短編からなる時代小説集ですが、現在は入手不可。中の一編「花火」は『坐漁の人』に収録されています。(2000年5月文庫化)
からくり乱れ蝶
徳間書店
1997年10月
清水の次郎長の女房、二代目お蝶の波瀾万丈の人生を描いたもの。黒駒の勝蔵と次郎長の二人の男の間でゆれる女心は、書きながら身につまされるものがありました。現在は入手不可。
文庫化には長い時間が経ってしまいましたがめでたく講談社文庫より発売されました。(2005年7月)
まやかし草紙 新潮社
1998年5月
平安朝を舞台に、謎が謎を呼び、次々に事件が起こるミステリー。ハラハラドキドキ私も楽しく書きました。残念ながら現在は入手不可ですが、文庫化の話もあるので、そのうちに読んでいただけると思います。
空っ風
(からっかぜ)
講談社
1998年8月
次郎長の子分の小政が主人公。時代の流れに取り残されて、ひがみ、いじけ、破滅してゆく姿は、バブル期の企業戦士の今日の姿にも通じるのではないかと思います。熱い思いを込めて書きました。心疲れた男性諸氏にぜひ読んでいただきたい一冊。
(2001年9月文庫化)
誰そ彼れ心中
たそがれしんじゅう
新潮社
1999年2月
ゴシックロマン風の時代ミステリー。そういえば『レベッカ』に似てるという人もいましたっけ。ある日突然、夫が別人ではないかとの疑いが芽生えて……旗本家に嫁いだ人妻の恐怖と倫ならぬ恋のお話です。吉川英治文学新人賞の候補作。(2003年9月文庫化)
灼恋
(しゃくれん)

徳間書店
1999年6月
五代将軍綱吉の側妾で、柳沢吉保に譲り渡された染子の生涯。元禄の華麗な三角関係を描いたもの。切ない恋はやっぱり女心をときめかせる──というわけで、大好きな作品のひとつです。(2008年4月文庫化)

幽恋舟
(ゆうれんぶね)

新潮社
2000年1月
47歳の大身の旗本が17歳の美女に恋をして、おぞましい事件に巻き込まれるという時代ミステリー。中高年の男性方からずいぶん共感(?)のお手紙をいただきました。夢と元気が持てたとはうれしいおコトバ。山本周五郎賞の候補になった作品です。(2004年10月文庫化)
鬼あざみ
講談社
2000年4月
江戸時代中期。悪に魅入られた男と女、鬼坊主清吉と情婦おもんの壮絶な生きざまは華々しくて哀しい。映画「俺たちに明日はない」って覚えていますか。あのボニーとクライドを思って書きました。おもんの胸のすく悪女っぷりを堪能して下さい。(2003年6月文庫化)
 
氷葬
(ひょうそう)
文芸春秋
2000年10月
時はやはり江戸中期。夫の出府中に訪ねて来た謎の男に陵辱され、成りゆきで殺してしまった人妻が大事件に巻き込まれてゆきます。事件を追う公儀隠密との恋もあって……。ちょっと怖い、手に汗にぎるサスペンス。(2004年1月文庫化)
増刷に伴い新装版になりました。(2008年2月)
蓬莱橋にて
祥伝社
2000年12月
東海道の宿場を舞台にした連作短編集。由比正雪から日本左右衛門、竜馬を斬った男まで、さまざまな男女が繰り広げる愛と憎。時代の流れや人の世の儚さを思って書きました。(2004年4月文庫化)
月を吐く
集英社
2001年4月
家康の正室の築山殿って可哀想、決まって悪女に描かれている。でもほんとは今川と徳川、嫁姑、夫婦、親子……いくつもの戦いの、たまたま犠牲になってしまっただけ。私はそう思う。波乱に満ちた築山殿の生涯を心をこめて書きました。(2003年11月文庫化)
お鳥見女房 新潮社
2001年6月
江戸雑司ヶ谷が舞台のホームドラマ。主人公は御鳥見役の妻の珠世。何事にも前向き、優しい笑顔の女性です。御鳥見役には密偵の任務もあって、珠世の夫は遠出したまま行方しれず、そこに五人も子供を連れた浪人や仇を捜す娘が飛び込んできて……。小説新潮で現在3シリーズ目を掲載中の連作短編集です。ソフトカバー。(2005年7月文庫化)
笠雲
講談社
2001年9月
『空っ風』が小政なら、こちらは大政が主人公。同様に時代に取り残された男でも大政は窓際族。意気消沈して酒に溺れていた男が、富士山麓の開墾を任されたからさあ大変。言うことをきかない子分や囚人、じゃまをする悪女に悩みながらもやる気を取り戻してゆきます。吉川英治文学賞候補作。(2004年9月文庫化)
あくじゃれ瓢六 文芸春秋
2001年11月
オール讀物に掲載された連作の短編集。入牢中の小悪党・瓢六は、長崎で唐絵目利きを務めていた頭の切れる色男。堅物の同心・篠崎弥左衛門や情婦のお袖 と共に数々の難事件を解決するという痛快な捕物帖です。直木賞候補作。文庫化に伴い「あくじゃれ」に改題。(2004年11月)
源内狂恋
げんないきょうれん
新潮社
2002年1月
平賀源内というと時代を先取りした才人と思うでしょ。まさにその通り、でもそれだけじゃない。見栄っぱり、大言壮語、志は高いのになぜかしくじりつづきの人生。おまけに人を斬って獄死してしまったのです。源内と「のの」という女の恋の行方を追いながら、愛すべき源内の悲哀に満ちた生涯を描きます。 山本周五郎賞候補作です。文庫化に伴い「恋ぐるい」に改題。(2006年4月)
髭麻呂
集英社
2002年6月
小説すばるに連載した平安時代の捕物帖です。主人公は検非違使庁に務める、つまり現代の警察官である髭麻呂。一見強そうなのに臆病者の髭麻呂が、こまっしゃくれた雀丸や才色兼備の梓女、謎の盗賊・蹴速丸と巨悪に立ち向かう。愉快でホロリとする物語です。
ソフトカバー。「王朝捕物控え」の副題がついて文庫化されてます。(2005年5月)
其の一日
(そのいちにち)
講談社
2002年11月
運命の一日をテーマにした四つの中編を集めたものです。明日にも免職されるという勘定奉行。夫に遊女と心中された旗本の妻女。父の黄表紙作家、恋川春町の真の姿を探す息子。井伊直弼の元愛人。それぞれの怒濤の一日を描きました。吉川英治文学新人賞受賞作です。(2005年12月文庫化)
蛍の行方
(ほたるのゆくえ)
新潮社
2003年1月
お鳥見女房シリーズ第二作です。前作で夫が行方知れずになった矢島家では、小さな事件、大きな事件、今回も数々の出来事が降りかかります。江戸郊外ののどかな自然の中でゆったりと流れるホームドラマ。辛いことも哀しいことも笑顔で乗り切ろうとする珠世は私の理想の女性。温かな気持ちが伝わればいいなと思って書いています。ソフトカバー。(2006年11月文庫化)
坐漁の人
(ざぎょのひと)

ラインブックス
2003年2月
この春、清水市という名称がなくなりました。私は静岡市の生まれですが、清水は幼い頃からのなじみの土地。そこで清水にちなんだ短編を集めて一冊の本を、という話が持ち上がりました。由比正雪や次郎長の話に加えて書き下ろし「坐漁の人」を収録。坐漁荘で晩年を過ごした西園寺公望が登場します。
犬吉
(いぬきち)
文芸春秋
2003年3月
元禄時代、生類憐みの令という法が発せられ、中野に広大なお犬小屋が造築されました。十万匹の犬がいたというお犬小屋を舞台に、赤穂浪士の討ち入りがあった同夜の暴動と恋を描いた物語。主人公のお吉の一人語りで展開する怒濤の一夜は読み出したらやめられない──と思います。時代小説の苦手な若い女性にもぜひ読んでいただきたい一冊です。(2006年3月文庫化)
恋ほおずき
中央公論新社
2003年7月
「婦人公論」に連載した小説を単行本にしたものです。江戸の人情物・恋愛物・捕物帖がひとつになったようなお話。主人公の江与は中條流(俗に子堕ろしと言われています)の医者で、女医者を禁止しようとする奉行所のお侍・清之助に、反発し合いながらも魅かれてゆきます。
当時の江戸の女たちの子堕ろしの実体を、俳諧談義など交えた 明るい話題とからめて描いています。
はじめての女性誌連載で、あちこちから反響があってとても嬉しかった思いのある本です。
(2006年7月文庫化)
仇花
(あだばな
)
光文社
2003年10月
北条残党の娘・お六の数奇な生涯の物語です。活気に満ちた草創期に江戸で育ったお六は野心満々、美貌と才気を武器に徳川家康の最後の側室にのし上がります。家康69才お六は14才。家康の死後、尼になるのを嫌ったお六はさらなる野望を抱いて……。古河の公方家に嫁ぎ、お家騒動に巻き込まれ、やがてお六は真実の恋を知ることに。(2007年3月文庫化)
紅の袖
新潮社
2004年4月
書き下ろしの単行本です。
これは幕末、お台場の守備を任された川越藩の藩士の妻女のお話。お台場って今は観光スポットだけれど、ほんとは異国船迎撃用の砲台だったのです。
海の中にお台場をつくるために御殿山を切り崩すと、古い骨と新しい骸が出てきた……というところから話ははじまります。これは実は四人の男女のミステリアスな恋愛心理ドラマです。
鷹姫さま
新潮社
2004年9月
お鳥見女房シリーズの第3弾です。行方不明の夫は帰って来たものの、心に傷を負ったまま。息子も娘もそれぞれ恋に悩む季節。珠世は持ち前の笑顔で、身のまわりで起こる数々の事件を乗り越えてゆきます。前2作と同じくソフトカバーです。(2007年10月文庫化)
山流し、さればこそ
角川書店
2004年12月
時は寛政。出世街道を歩んでいた若き武士・矢木沢数馬は突然「山流し」と忌み嫌われる甲府への左遷を命じられました。妻子を伴って甲府へ移った数馬を待ち受けていたのは、執拗な新参いじめと謎の女、不可解な盗賊騒ぎ、そして個性ゆたかな同僚たちだったのです。(2008年1月文庫化)
末世炎上
講談社
2005年1月
平安末期、出世しか目のない貴族、やる気のない下級官吏、すぐにキレる子供たち、オカルト宗教……内裏への付け火騒ぎのつづく退廃の世で、ひょんなことから意気投合した音近と風見は、二百年前の世と行き来をする少女、髪奈女にめぐり会ったことから、怨堕羅夜叉明王との壮絶な闘いに巻き込まれてゆきます。
昔日より
(せきじつより)

講談社
2005年4月
江戸開府期から幕末まで、昔日のしがらみを背負って生きる八人の心を描いた短編集です。江戸を目指す父子、武士の一分を立てたために不運に見舞われた侍、ただ一度の過ちを秘めた武家の妻、過去を悔やむ老武芸者、囚人をむち打つ役目に苦しむ武士……三百年の流れの中で、武士の価値観も変遷してゆきます。
こんちき
文芸春秋
2005年7月
『あくじゃれ瓢六』の続編です。ようやく娑婆へ戻ってお袖と暮らしはじめた瓢六は、仲間と瓦版を作って弱い者いじめをする権勢者に一矢報いようとしますが……。お上の要請で再び牢屋敷へ。今回はお袖まで入獄するハプニングも起こります。また相棒・篠崎弥左衛門の恋も二転三転してゆきます。(2007年7月文庫化)
天女湯おれん 講談社
2005年12月
週刊現代で『おれん湯女草紙』というタイトルで連載した長編です。おれんはお江戸八丁堀の湯屋・天女湯の年若い女将。隠し部屋では男女の密会の手引きもしています。辻斬り、湯屋荒し、謎の男に商売仇と次々に起こる事件を、おれんと訳あり揃いの仲間が明るく解決してゆきます。(2007年12月文庫化)

木もれ陽の街で 文芸春秋
2006年4月
昭和26・7年の武蔵野を舞台に、主人公・公子の恋と、家族や高台の住人たちの恋や事件を描いています。初めての現代小説です。向田邦子さんのノベライズが作家となるきっかけだった私。10年目に入ってようやく邦子さんが脚本や小説で描かれた昭和にも挑戦することができました.。
希以子
小学館
2006年7月
東京の下町生まれの希以子は幼い日に生母と生き別れ、大洪水や大震災に遭遇しながらも明るい娘に成長。ところが男運が悪く、さんざんな目に。離婚ののち、初恋の相手を追いかけて満州へ。戦前・戦中・戦後と波瀾万丈の人生を生き抜いた女性の一代記です。モデルは親友のお母さま。大正・昭和を舞台にした初めての小説です。
狐狸の恋 新潮社
2006年8月
「お鳥見女房」シリーズの第四作目。末娘の君江が菅沼家へ嫁いだあとの矢島家が舞台です。それぞれ意中の女性ができた二人の息子、兄弟をめぐる大小の事件を珠世さんが温かなまなざしで見守ります。さて、恋の行方は……?

奸婦にあらず
日本経済新聞社
2006年11月
日本経済新聞の連載小説です。時代は幕末、近江の多賀大社で生まれた村山たかは坊人(密偵)として彦根藩の庶子、井伊直弼に近づき、真剣な恋に落ちてしまいます。直弼はやがて藩主に、泣く泣く分かれたたかですが、国学者の長野主膳と共に密偵として働くことに。激動の時代を恋と志に生きた女の壮絶な半生記です。新田次郎文学賞受賞作品です。
青嵐(あおあらし)
祥伝社
2007年3月
『からくり乱れ蝶』でお蝶を、『空っ風』で小政を、『笠雲』で大政を、とくれば、次なるは森の石松。清水の次郎長一家を舞台にした小説の、締めくくりともなる4作目です。講談の石松は片目のお調子者、これは石松と豚松が混ざってしまったもの。二人の松吉、石松と豚松の謎を解き明かしながら、一陣の風のごとく駆け抜けた壮絶な半生と友情を描きました。
恋縫(こいぬい) 集英社文庫
2007年3月
これまで文庫になっていなかった2作にデビュー作「眩惑」と改稿版「竹藪をぬけて」を収録)
かってまま 文藝春秋
2007年6月
生まれ落ちたときから過酷な宿命を背負った「おさい」。おさいの半生のそれぞれの時代を切り取って、様々な女たちとの出合いと別れを描いた短編集です。おさいに出合って何かが変わる――誰の人生にも、目に見えない、でも大切な瞬間があるものです。人と人との絆のふしぎ、堪能してください。
狸穴(まみあな)あいあい坂
集英社
2007年8月
主人公の結寿は十七歳。火盗改方与力の娘ながら、隠居の祖父と小者の百介と三人、狸穴の借家で暮らす毎日。ひょんなことから知り合った町方同心に心魅かれるものの、町方と火盗改方とは犬猿の仲だった。さて、結寿の恋の行方は……。ほのぼのとした江戸の人情物、シリーズ第一作です。
おんな泉岳寺 集英社文庫
2007年11月
表題作は忠臣蔵を題材にした中篇です。不当な評判に憤る吉良上野介の妻女を主人公にした、思い入れの深い作品です。その他、これまで文庫になってい
ない短篇を集めました。オリジナル文庫。
日月めぐる 講談社
2008年2月
駿河の小藩、小島を舞台にした短編集です。『其の一日』『昔日より』につづく一冊ですが、今回は小島を定点として、時と人の移ろいがテーマ。川に隣接する長閑な国、美しい渦に巻き込まれた男女の恋の行方を縦糸横糸のように絡めながら、一篇一篇、丹念に、心をこめて描きました。
遊女(ゆめ)のあと
新潮社
2008年4月
新聞夕刊小説(中日新聞、東京新聞、北海道新聞、西日本新聞、神戸新聞)で連載していたもの。
舞台は江戸の中頃、八代将軍吉宗の時代。片や筑前国(博多の近く)から駆け落ちした女が、片や江戸から妻に逃げられ女敵討ちをする羽目に陥った武士が、時を同じくして尾張名古屋を目指します。危難に巻き込まれながら惹かれ合う、波瀾万丈の恋物語です。
◆ 作品リスト
↑トップに戻る
↑トップに戻る
↑トップに戻る
↑トップに戻る
↑トップに戻る
↑トップに戻る
↑トップに戻る